2010年10月2日土曜日

生活のスタイル

秋晴れのすがすがしい休日でした。空も高くなってきて、風も心地よく、秋本番を迎えた晴天でした。昼過ぎからブラブラ散歩に出てショッピングセンター覗いたり、バーゲン会場に足を踏み入れてみたりしながら休日を楽しんでいました。
最近のモノの値段には本当に驚かされます。今日寄ったショッピングセンターのバーゲン会場では、なんとスポーツブランドのトップスやボトムが180円から売っていました。しかもある程度有名なブランド商品です。定価の9割引くらいの値段です。
今から10年位前までアパレルのバイヤーをやっていましたが、昨今のアパレル商品の値段を見ると、自分が担当していた頃の商品の値段って一体なんだったんだろうかと思います。モノの値段と価値感が連動しているのが当たり前に思っていましたが、今は「この品質と機能性でこの値段!」と驚くような、付加価値の高い商材が多く出回っています。モノがこわれない、洋服で言えば着やすい、軽い、機能性が高いのが当たり前、でもそれが何か面白くないなって思うところもあります。そうあえて言えば個性が無い、味が無い、「これなんかいいでしょ、気に入っているんだ」と愛着を持てる商品が少なくなっていいる気がします。
昔買付けでもよくイタリアに行った際に、出張先で自分のジャケットやシャツを買ってかえったりしましたが、ボタンはすぐ取れる、糸のほつれが出ているという商品としてはいい加減モノなんだけど、何か味があってボタンを付け直して何年も気に入って着ているモノが多かったですが、最近は余りそういうモノに出くわすことがなくなったので何となく寂しいです。洋服だけではなく、インテリアでも、雑貨でもこだわりって言うか、自分のスタイルに合ったモノに囲まれて暮らしているというのが、自分にとっては嬉しいことだと思います。

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